次はストレッチの悪い部分です。
最近の研究では、ストレッチ直後の筋肉は
発揮する力が弱くなると言われています。
瞬発系の力を必要とする、短距離走などの前には
念入りなストレッチは良くないようです。
これはストレッチにより、筋張反射が起こりにくくなることが
原因ではないかと考えられています。
そして、これはストレッチ直後だけでなく
長期に渡り、筋力トレーニングをあまりせずに
ストレッチばかりを長く行うと、恒常的に筋力が
強い力を発揮出来にくくなるようです。
ではストレッチはやらない方が良いのか?
もちろん、そんなことはありません。
前回に書きましたが、特に運動後のストレッチなどは
よく行ったほうが怪我や疲労の防止になります。
例えば、ストレッチを行い、関節の可動域が広がったのに
筋力が追いつかなければ、当然、関節にかかる負担は大きくなります。
そのためには、関節を保護するためにも筋力はUPさせなければなりません。
また運動をしている人なら競技にもよります。
短距離走やサッカー選手にバレエや新体操のような
柔軟性は必要無いでしょう。
またバレエ選手も必要なのは極度な柔軟性だけではなく
バランスを取るために筋力もやはり必要です。
一般の方も、健康に必要なのは、
適度な筋力と適度な柔軟だと思います。
大切なのはバランスです。
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