腰痛シリーズの最後です。
腰痛の原因で特に多いのが運動による障害です。
運動で腰が壊れるまで続ける人は、根性（？）がある方が多いので
我慢出来るぎりぎりまで動いているので治るのに時間のかかることが多いです・・。
また、腰はもともと強い場所ですから、運動による酷使で腰痛になっても
最初はだるいとか、朝に少し違和感がある程度で、
腰痛になっていることに気付かず強い痛みが出始めて、
初めて自分が腰痛になったと認識します。
腰の使い方はたくさんありますが、一般に捻る動作が多いかと思います。
野球のバッティング、ゴルフのスイング、空手やボクシングの突きなどでしょうか。
大抵の人が、強い力を出そうとするために、腰を強く捻ろうとします、
（かつての私もそうでした・・・）
しかしです、前のコラムでも書きましたが、腰椎の水平方向への回る角度と言うのは
2度くらいです、腰椎は全部で5つですから、せいぜい10度くらいしか回せないのです！
それを強い力を出そう出そうとして、
腰を強く捻れば10度以上の回転を腰部に求めているわけですから
当然、負担がたまっていきます・・。
これ以上回らないという場所を無理に強い力で動かそうとしているのですから、
靭帯や筋肉がどんどん傷付つき、骨格を支える力も弱くなります、
して、ますます力が出なくなる、
もっと頑張る、そして、より深部が傷付くという、
負のスパイラルの始まりです・・・。
これが、運動障害による腰痛の原因かと思います。
ここまで行ってしまうと、なかなか治らない頑固な腰痛になってしまいます。
最良の治療法は安静です。
（運動好きな方はこれがなかなか出来ないんですよね・・・）
休んでくださいと言うと、もう来なくなる方もいらっしゃいます。（苦笑
しかし、私の体験でも、あの時しっかり休んでおけば、こんなに長くならなかったのに！！
という、苦い教訓でもあります！
私の場合、実に4年！も腰を捻る動作が出来ませんでした・・、
我慢出来る限界まで動いてました・・。（空手バカ一代のせいです・・（笑））
疲労の極地にある状態ですから、筋力も低下して、
本来の骨格を支える力も相当、弱まっています。
ですから、骨格を本来の位置に正し、
骨格を支えるという筋肉の使う力を極力減らし、
傷を治すほうへ力を使えるようにしてあげるのが、最良ではないかと思います。
また、腰を強く捻る＝強い力が出るではない ということも覚えておきましょう！
やり方を知りたい方は当院までどうぞ！（笑
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