では「中庸に近い陽の体質」とはどんな状態かというと、 行き過ぎた陽体質は、暑がりでいつも汗を掻いていて脂ぎっていて
性格もきつめの人のようなのをイメージすると分かりやすいかもしれません。(笑) そうではなく、顔色も良く(程よく赤み)、汗を掻いても大汗ではなく 性格も穏やかな感じです。(体が変われば性格も変わります!) また、適度に風邪も引けるでしょう。
陰体質は風邪を引きやすく、強い陽体質は悪い意味で風邪を引きません。 また、強い陽体質というのは、実は陰体質のほんの手前であることが多いのです。 ですから、一旦体を悪くするとずるずると悪くなる可能性が強いです。 (冬でも足の先を布団の外に出すという人はこの可能性大です!)
中庸に近い陽体質にするには、本来、当たり前のことをしているとなります。 どういうことかというと、お腹が減ったとき以外は食べないとか 満腹になりすぎない、偏った食生活にしない、(腹八分目に医者要らず) 季節のものを食べるなどです。(三里四方の旬のもの) な〜んだと思うかもしれませんが、現代人はなかなか出来ません・・・。 また一度体質が固定してしまうとなかなか変わりにくいのも事実です。
無理せずに気長にするなら、上記のような食生活に、 病状が気になり、早めに変えたいのなら断食がお勧めです。 前々回で書いた、塩持ちの良い体にするには、実は断食が一番効果があります。 どういう事かというと食べないでいても、当然、汗も掻けばトイレにもいきますね、 その過程でナトリウムが体外に出て行きます。 しかし、断食しているため食事でナトリウムを補給出来ません。
すると当然体は最初はふらふらです。(お腹が減ってふらふらになるのではないのです)
しかし、何度か断食を続けると、体が学習してナトリウムを体外に出しにくくします。
すると、それが陽の体質に近づいていくということなのです!
また、東洋医学では、腎臓に古い塩がたまり、それが悪さをするという考えがあります。 断食中は塩断ち状態なので、そういった古い塩を体から使ってしまおうとして 腎臓も調子が良くなるのです。
こうやって中庸に近づき、「本来当たり前の食生活」を続けていけば 中庸に近い陽の体質を維持出来ます。 すると、病気知らずの疲れない体になりますよ!!
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